■南米ペルー共和国リマ市貧困地域における青少年のHIV/AIDS予防教育事業

AMDA沖縄では、平成23年8月よりJICA草の技術協力事業(支援型)を通じ、リマ市カラバイヨ地区において、青少年のHIV/AIDS感染予防を目指す取り組みを行っています。ワークショップやキャンペーンなどを通じて、非就学者を含めた地域の中学生や青少年を対象に、HIV/AIDS予防教育と性教育を行っています。
AMDAペルーの協力の下、学校や行政機関の理解と支援を得て、着実に活動が進められています。AMDAペルーが培ってきた予防教育の経験と、AMDA沖縄の地域保健医療の経験を活かしたこの取り組みは、地域にしっかりと根を張りつつあります。

■台風24号の被災者救援のため喜久川明日香(看護師)さんをフィリピンへ派遣

フィリピン･ミンダナオ島に発生した台風24号の被災者救援のため、AMDA沖縄は、2012年12月10日に看護師の喜久川明日香さんを派遣しました。

当初、ニューバタアン郡で支援活動をする予定でしたが、ニューバタアン郡の被災状況をメディアが多く取り上げたため、支援が集中してしまいました。そこでAMDA医療チームは、現地の情報をもとに、支援が充分に行き届いていない被災地域(モンカヨ郡サンホセ)にて支援活動を実施しました。

受益者の皆さんからは、はじめて支援が入ったということで、とても感謝して頂きました。
｢本当にありがとう。日本から来てくれたのね｣とお礼のお言葉を頂きました。また厳しい環境下の中、診察を続ける医師やAMDA医療チームを気遣い、ダンボールの切れ端でずっと仰いだり、ビニールシートで屋根を作るなどたくさん協力して頂きました。